ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。対局開始は、午前9時からです。
ここまで第73期王座戦五番勝負は、2勝2敗の五分のスコアで、最終第五局にもつれこみました。開幕局のシンガポール対局で藤井聡太王座が快勝。しかし、第二局・第三局と挑戦者の伊藤匠叡王が連勝し、「これは藤井六冠に後退か?」と将棋ファンを震撼させたものの、第四局は後手番の伊藤叡王の「奇抜な作戦」にまったく動じることなく藤井王座の貫禄の勝利。
正直、どっちが調子が良いとか、どっちが勝ちそうとか、まったく読めません。おそらくプロ棋士の誰一人として正確な予想は不可能でしょう。その意味で、ガチンコ一発勝負の、筋書きの無いドラマが展開されると言っていいでしょうね。本当に楽しみな一番になりました。
第五局は「振り駒」で先手・後手が決まるため、両者ともに「先手用」「後手用」の大きくわけて二つの作戦を準備する必要があります。そして、AIで事前に深く研究できるのが「角換わり腰掛け銀」という戦型で、どちらが先手になっても「角換わり腰掛け銀」になる可能性が一番高いですね。
ただ、AI同士で角換わり腰掛け銀を指すと「先手有利」になることが多く、両者ともにAI研究でトップを走る二人ですから、当然そんな状況も承知している。だから、後手番の棋士が角換わりを「拒否」することも考えられます。角換わりになるか、後手に角換わりを拒否されるか、あるいはまったく別の戦型になるか、これは対局開始1~2分で判明しますので、まず9時から数分間が注目です。
そこからは長い将棋になります。王座戦は持ち時間が5時間で夕食休憩もあるので、よほど差がつかなければ、夜の10時ぐらいまでかかると思われます。日本シリーズ第3戦のゲームセットの方が若干早いかも・・・。
対局会場は山梨県甲府市の「常盤ホテル」です。将棋だけでなく囲碁のタイトル戦も数多く行われてきた「聖地」と言っていい場所です。しかも、この常盤ホテルさんが素晴らしいのは、いつもあえて「タイトル戦後半の対局会場」を引き受けてくださる点です。例えば、3勝0敗や4勝0敗のストレート決着になると、その後に予定されていた対局会場は「対局無し」となり、対局だけでなく、大盤解説会等の各種イベントも中止になってしまうんですね。したがって、タイトル戦を誘致することで「町おこし」も考えている開催地は「前半」にセットされることが多く、でも、それもこれも「後半」を受けてくれる常盤ホテル、あるいは山形県天童市の天童ホテルもそんな役割を担ってくれています。ちなみに、現在進行中の竜王戦の第七局も常盤ホテルに決まっています。
泣いても笑ってもこの対局で決着がつきます。藤井七冠死守か?伊藤二冠誕生か?ぜひ注目していただければと思います。
では、また明日!
Jun

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