挑戦者の糸谷哲郎八段は現在37歳で、日本将棋連盟の理事も務めています。これまでタイトル獲得は竜王位を一期。彼が竜王を獲得したのは2014年で、当時はニコ生で放送もあり、開幕局がハワイだったこともよく覚えています。
17歳の高校生でプロ入りというのは棋士として有望なんですが、一般受験で大阪大学文学部にも合格し、哲学専攻で大学院の修士課程も修了しています。
お話を聴いていると、博識で頭の回転が速く、でも将棋のイベントでは会場の設営で椅子を並べたり受付をしたり、なんでもテキパキこなす。「将棋だけ強い」というタイプの人ではなく、常識人ですね。
でも、将棋の棋風は独特で、定跡や流行とは一線を画していて、何が飛び出してくるか分からない面白さがあります。そこは、「世の中の常識・価値観を疑う」という哲学専攻のスピリットが活きているんだと思います。
「常識人」と前述したものの、対局中に盤の前で正座していることがあまり無くて、外の廊下で歩きながら考えるという「変人」な面もあって、そこも含めて魅力溢れる先生です。そう考えると、藤井聡太さんって「優等生」なんだなと思います。
この糸谷流の「わけわかんない将棋」が、実は藤井聡太さんにはまったく通用していなかったんですが、2025年2月に対藤井戦で初の白星。戦型は横歩取りで糸谷さんの圧勝という将棋でした。
横歩取りは「後手番が誘導する戦型」なので、糸谷さんが後手の場合は登場するかもしれません。ただ、両棋士ともに精通している戦型ということで「雁木」系の将棋が増えるかなと予想しています。
名人戦の開幕局と言えば、東京都文京区の椿山荘が恒例となっていて、例の「東京雲海」も確実に紹介されると思うので、ぜひチェックしてみてください。
では、また明日!
Jun

フィギュアスケートランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿