いやぁ、ビックリしました。まずは、一本目の動画の冒頭部分を軽く見ていただくと、「Fake music」というYouTubeチャンネルについて語られています。
この「Fake music」は、プロンプトと呼ばれる「指示文」をAIに伝達して、AIがアレンジしてくれた曲をアップしています。ChatGPTを使ったことがある方ならイメージできるかと思いますが、例えば、「羽生結弦さんについて教えてください」と入力すると、ズラズラズラっとAIによる回答が出てきますよね。このような「教えてください」というのはただの「質問」で、プロンプトは「指示」であり、みのさんはそこを「秘伝のタレ」という言葉で表現していますが、「スキルの見せ所」と語っています。
メタル好きの私がビックリしたのが、Black Sabbathの「Paranoid」のファンクバージョンで、1本目の8:17辺りから流してくれます。先に「Paranoid」の原曲(3本目の動画)を聴いておいた方がいいでしょう(*2本目の動画は「ジャケ比較」のために貼りました)。
原曲の方は、メタルファンなら誰でも知っているこのシンプルなギターのザクザク感と、オジー・オズボーンの不安定きわまりない音程の声がなんとも味わい深く、ブリブリと鳴るギーザー・バトラーのベースラインもかっこいい。
それが、Fake musicの「ファンクver」だと、いきなりオシャレなホーンセクションに、「イェェェ~ィ!」とオジーよりはるかに上手いヴォーカルがガツンと絡んでいく。いやぁ、これって、もしプロのミュージシャンのアルバムに「Paranoidをファンク風にカバーしました!」って感じで収録されてたら、
「こういう解釈もあるんだ?いいじゃん?ホーンセクションのためにわざわざミュージシャンを呼んだのかな?一曲のために気合いいれて金かけたんだね?」
って思いますし、これをライブで演奏したら盛り上がること間違いなし!それぐらいクオリティが高くて震えてきましたね。
ところで、いま江口寿史氏の「トレパク」が話題になってますけど、あれは「写真の無断トレース」「商用利用」ということで、問題になってますよね。そして、トレースの作業は(おそらく)人力でやっているのでしょう。
それでは、音楽生成AIの場合はどうか。このFake musicのチャンネルが収益化しているかどうかは不明ですが、AIによってアレンジしたものをYouTubeにアップして儲けるケース。あるいは、AIにアレンジさせた楽曲をプロのミュージシャンや作曲家が「部分活用」して、「自分が書いた曲」として発表したり、アルバムに収録したらどうなるか?
音楽業界って様々な「パクリ行為」が古来より行われていて、たとえそれを指摘されても、「これはリスペクトです!」とドヤってしまえば、ある程度許容されてきました。少なくとも、曲としてまとめあげて、実際に演奏しているのはそのバンドなりミュージシャンですからね。
それが、楽譜は読めないわ楽器は何も弾けないわ歌ももちろん歌えないわ、って感じの、それこそ私のような単なる「音楽ファン」がAIに、「氷室京介さん風でもっとハードな曲を10曲作って?」なんてことが出来てしまって、「素人が無限に新曲を作れる時代」が来たとしたら恐ろしいですよね。
朝の通勤電車では「自分が作った曲(AIに作らせた曲)」を聴いて会社に行く。亡くなった音楽家、引退したミュージシャン、路線変更してしまったバンドでも、自分が望むような新曲をいつでも聴ける時代。サブスクで音楽を聴きまくれるってのもすごい時代だなと感じていますけど、音楽業界はそこからさらに「進化」していくかもしれません。
では、また明日!
Jun

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