2026年2月3日発売。定価「4,400円」。
まず、率直な所を言うと、これまで何冊も羽生さんの写真集を買ってきた私のような「プロ」から見ても、そう来るか!というサプライズと、やっぱり分かってるわ!という安心感の両方を備えた傑作に感じました。
まず冒頭部分から、様々な衣装をたくさん用意してのスタジオ撮影でのショットが続くんですが、序盤は、白のジャケット&シャツのコーディネイトと、黒のシアーシャツのコーデが中心。背景はシンプルに、あくまでも羽生さんが中心となる構図で、でも、表情とポージングの部分で「攻めたリクエスト」に羽生さんがかなり応えた(と思しき)ショットが続きます。これが個人的に「サプライズ」と言える部分です。
そして、衣装に差し色を足すのではなく、フルーツを持たせる趣向もなるほどという感じで、たしかに、衣装を凝り過ぎると、洋服の方に目が言っちゃうんですよね。例えば、いまやってる大河の「信長の着物」の色使いなんかは、すごいなぁ!と毎週感心してるんですが、あれは、秀吉・秀長と対比させての「信長のキャラ」を演出するアイテムという狙いがあるんだと思います。
話を戻しますと、このスタジオショットの感じでこのまま最後までいくの?・・・と思っていると、サッと能登のチャリティー演技会の写真に切り替わります。個人的にこの切り替わりのタイミングが絶妙で、矢口さん(&編集担当さん?)の掌に上で踊らされているというか、氷上でキリっとしたいつもの顔つきを見て、やっぱこれを見ないとな!と思うわけです。これが先述の「安心感」の部分です。
ただ、あえてこの並びにしたんでしょうが、能登での厳しい表情の余韻が残っているうちに、中盤の淡いグリーンのシャツのショットではクールな表情を見せていたり、まぁ・・・この後も衣装はいろいろ出てきつつ、「notte stellata 2025」のショットも抜群にいいし、後半部分はあえて語らないようにしておきましょう。
写真集の締めくくりとして矢口さんのテキストが掲載されているんですが、これを読むと、終盤の白ニットのショットの撮影時の「狙い」が分かって、またページを戻って読み直したくなること確実です。
前述のように、羽生さんの写真集を何冊も持っている人こそ、いろんな「新発見」が随所にあるはずで、間違いなく楽しめると思います。じゃあ、最近ファンになったばかりで、「どれを買ったらいいですか?」という方にはどうかというと・・・・、むしろこれを一冊目に手にして、どのような感想を持たれるのか、ちょっと興味がありますね。
写真集の「内容」としてはシンプルなんですが、今後これを超えるものを作るのは、他のカメラマンさんはもちろん、矢口さんも大変だろうな・・・と思います。それぐらいよく出来ているので、ぜひぜひ入手していただければと思います。
では、また明日!
Jun

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