「シーズンフォトムービー」感想

2026年4月4日土曜日

羽生結弦 新村香 田中宣明 能登直

t f B! P L


以前行われた、田中宣明カメラマンと新村香さんとの「フォトブック振り返り」は、上のダイジェスト動画を含めて「LIVE-Link」にアーカイブが残っています。「2015-2016」本から「2018-2019」本まで4冊の写真集を計4時間語り合うというすさまじい内容です。もう5年も前になるんですね・・・。

で、このような対談を漠然と想像していたのですが、今回、能登直カメラマンを加えた御三方による番組は良い意味で「違う構成」でした。

写真自体の解説というよりも、「プロローグ→GIFT→RE_PRAY→Echoes」という4つのショーを「カメラマン視点で振り返る」という主旨で、テレ朝チャンネルさんの番組なので、「参考資料」的に演技の映像もガンガン流してくれています。写真の紹介もありつつ、しっかり映像も流してくれる。超親切設計な内容です。今後、再放送がいつあるか不明ですが、永久保存版と言っていい必見の内容なので、再放送の告知があった場合は、ぜひお見逃しなく!

以下、印象的だった部分を一部ピックアップしておきます。

(1)Ice Storyは「(背景の)LEDのモニター」を撮るのが難しい!

例えば、アンコールのレミエンは背景のスクリーンで映像を流しますよね。あれも含めて羽生さんを撮ろうとすると、通常の撮影時に使用するカメラだと、横のシマシマが入ってしまいます(スマホでテレビの画面を撮るとシマが出ますよね!)。これをフリッカー現象と言うのだそうですが、「フリッカーレス」のカメラで対応できるそうです。

ただ、このフリッカーレスのカメラは試合では使えなくて、暗い場所での演技時にキレイな肌で撮ることができない。まさにIce Story時のバックで映像が流れる時に使用するためのカメラだとか。

(2)分担制で対応している

Ice Storyオフィシャルカメラマンとして、田中さんと能登さんのお二人が名を連ねているわけですが、今回のお話を聞いて、なぜお二人の力が必要なのか理解できました。Ice Storyは公式のフォトブックを出すじゃないですか。すると、ストーリーを理解するための「記録」になるような写真も確実に撮らないといけない。羽生さんの顔アップの写真ばかり撮るわけにもいかず、プロジェクションマッピングや背景のスクリーン、それ以外の様々な演出も撮り逃すわけにはいかない。ちなみに、マッピングはツアー前半の公演である程度撮ってしまうそうです。

他にも、能登さんがおっしゃっていたのは、Echoesは照明が暗すぎて(特にNova君)、さいたまでは良い写真が撮れず、別のカメラを投入した広島公演からレベルアップした写真が撮れるようになったと。お二人は、公演初日の後、あのプログラムはあのカメラじゃなければダメだからボクが撮る、みたいな相談をかなり入念にやっているようです。

(3)「もう一度、撮りたいプログラム」

「鶏と蛇と豚」(鶏蛇)。お二人ともに、「もう一回撮らせて!」「今持っているカメラで、ちゃんと撮りたい」「本当に撮りたいところが撮れていない」とおっしゃっていて、小さなステージの正面で撮りたいということでした。ショートサイドの例のあそこですよ。写真では、羽生さんの頭の上側からのショットで表情が撮れていないんです。オフィシャルのカメラマンでもあのステージの脇には陣取れなかったみたいです。で、映像も流れるんですけど、あのステージの上でけっこういろいろやってまして。たしかにそうおっしゃるのも分かるな・・・と。ちなみに、私はたまアリで2日間とも観ましたけど、あのステージに近づいた時にキャーキャーの悲鳴がものすごくて、羽生さんが何やってるのかよく分からなかったですけどね(苦笑)。

逆に、Echoesのマスディスは「いい写真が撮れ過ぎて、選ぶのが大変だった」とのこと。表情豊かに踊るプロなので、撮り所満載だったみたいです。

先日、小海途さんの写真集が出たばかりですけど、「Ice Storyのこのプロを撮るために新たにカメラを増やした」といったお二人の苦労話を聞くと、「写真集をちゃんと買って貢献しないとかわいそうだわ・・・」と感じましたね。競技フィギュアの方は明らかに出版件数が減ってますから、こっちで応援しなきゃ!と痛感しますよ。

番組の最後の最後、「REALIVE・・・がんばりましょうね」という話で終わりますが、仙台でたった2回しかやらないし、相当なプレッシャーだろうな・・・と。パンフレットはもちろん、その後に出るであろう公式本も、皆さん、絶対に買いましょうね!

では、また明日!

Jun

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